第11回 Zepto ウイルス
皆さん、最近蔓延しているウイルスZeptoをご存知でしょうか?
私の周囲でも、何人か感染した、という報告を受けました。
このウイルスはなかなか悪質で、
ファイルを暗号化することで、読むことができなくなったり、
最悪の場合は、ハードディスクが破壊されたりします。
さらに、悪いことに、このウイルスは、セキュリティソフトに引っかからないのです。
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Yoyo/6130/notes/virus-ransomware-locky.htm
https://nakedsecurity.sophos.com/ja/2016/07/05/is-zepto-ransomware-the-new-locky/
このウイルスに感染した場合は、速やかに、業者に駆除を依頼してください。
素人ではほとんど、駆除が不可能です。
Zeptoを駆除するフリーのソフトをダウンロードできるサイトもありますが、
これも詐欺の場合がありますので、お勧めしません。
Zeptoに感染させておいて、それを駆除させるソフトをダウンロードさせようとする、
場合もあるからです。
一般的な話ですが、もし、ウイルスに感染したら、
以下のように対処しましょう。
1.コンピュータの完全スキャンをする
最近のセキュリティソフトは、定期的に自動で、
コンピュータをスキャンをするようになっていますが、
主だった部分だけで、完全ではありません。
完全スキャンを実行して、<ウィルスは全て削除しました>
とメッセージが出れば、OKです。
2.完全スキャンをして、
<ウイルスが見つかりましたが、削除できませんでした>
とメッセージが出た場合、ウイルスのいる場所を探し、
手動でごみ箱に入れ、すぐにごみ箱を空にする。
ただ、悪質なウィルスですと、ごみ箱に持っていけない場合があります。
3.上記で対応できなかった場合は、速やかに、業者に依頼します。
パソコンメーカー、ビックカメラ、ヨドバシなどの
パソコンの修理窓口に持っていきます。
このとき、
「データがなくなったら困るから、外付けHDDや、CD-ROMに保存しておこう」
なんて考えません。
ウィルスが、外付けHDDや、CD-ROMに付着する場合があるからです。
綺麗になって戻ってきたパソコンに、保存しておいたデータを戻した途端、また感染!
という事態になりかねません。
そして、データのバックアップも、業者に依頼します。
さて、悪質なウイルス攻撃にどう対応したらよいでしょう?
セキュリティソフトを入れておくのは、もちろんですが、
データのバックアップを定期的に取っておくことをお勧めします。
企業ですと、退社する前に、毎日バックアップをとる場合が多いです。
私たちは、毎日バックアップをとると言っても、大変ですので、週に1回、
これも大変という方は、せめて、月1回はバックアップを取ることを
お勧めします。
データは数か所に保存します。
パソコンに保存したデータが、何等かの事情で読み込めなくなった場合、
復元が可能になるからです。
保存場所は、
1.パソコンのDドライブ
2.外付けHDD、CD-ROMなど
3.クラウド
など。
パソコンでデータを保存するとき、ドキュメントフォルダが、
立ち上がってきますが、ドキュメントに保存するのは、
おすすめしません。
多少面倒ですが、Dドライブに保存しましょう。
ウィルスは、一般的にCドライブまでしか入ってこれません。
何らかの理由で、ウイルスに感染したとしても、
Dドライブに保存しておけば、データの救出が可能になる場合が多いです。
では、CドライブとDドライブに、振り分けて保存する基準は何でしょう?
簡単にいえば、復元不可能、あるいは復元がとても面倒なものを
Dドライブに保存します。
復元が不可能、あるいは困難な物は、
大切な写真、アドレス帳、資料などです。
「こんな私でも、昔は、もうちょっとましだったのよね~」
何て嘆いても、昔の写真は戻ってきません。
アドレスを登録し直しするのも大変です。
メールが送られてきて、そのアドレスを登録するのは、簡単ですが、
「私にメールを送って!アドレス登録したいから」
と連絡するのは、電話になるのでしょうか?(笑)
資料なんて、泣いても泣ききれません。
もう一度作り直すのは可能と言っても、その苦労は・・・・・。
復元が可能なものは、WordとかExcelなどのアプリケーション類です。
これらは、CD-ROMがありますので、再インストールが可能だからです。
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