皆さん、インターネットはどのくらい使っているでしょう?
メールだけ、という人もいれば、
インターネットがない暮らしなんて考えられない、
というヘビーユーザーもいるでしょう。
今日は、インターネットの中でも、比較的身近なお話、
ショッピングのお話です。
随分前のことになりますが、近所の友人が遊びに来ました。
「荒木さん、私、ちょっと欲しいものがあるんだ~。
でも、どこで売っているかわからないの。
デパートで何時間も、クルクル歩き回って探すのって、疲れちゃうじゃない。
で、昨日、思いついたのよ。インターネットで探せばいいんだって。
そうしたら、あったのよ。インターネットって何でもあるのね。
で、それをね、荒木さんに買って欲しいわけ。
荒木さん、インターネットでお買い物するの、得意でしょう」
「なんで、自分で買わないの?」
「だって、怖いじゃない。間違って、変なところ、ポチっとしたら・・・・・」
「ご主人に買って貰えばいいじゃない」
「だめなのよ。そのくらいの事、自分でしなさいって」
「じゃぁ、母親思いのかわいい息子にやってもらえば」
「ダメダメ。仕事が忙しくて、毎日、夜12時過ぎに帰ってくるし、
次の日は朝6時に家を出るんだから。
私の買い物になんか付き合ってくれないわよ」
こういう依頼を持ち込む人には、
私は、脅しを入れて、冷たく突き放すことにしています。
脅すといっても、怖~い鬼のような形相で、脅すわけではありません。
優し~い、仏のような(!?)笑顔を作って、猫なで声で脅すのです。
「あなたね、いつまでも、歩いて買い物に行けると思っていたら、大間違いよ。
歳をとって、長距離歩行が困難になるかもしれないし、
寝たきりになるかもしれない。
動けなくなったときに、さぁ、インターネットでお買い物しましょう、
なんて思ったって、すぐにはできないわよ。
悪いこと言わないから、今から、ウォーミングアップと思って、
練習しておいた方がいいと思うけど」
娘が近くに住んでいるから大丈夫、なんていう人には、
「お婿が、海外転勤になったりして・・・・。
あなたの家のそばに、ずーっと住んでいる、という保証は全然ないわよ」
といって脅します。
日本は、信じられないほどの超高齢化社会になりました。
私たちは、齢をとっても、なるべく自立して生活していきたいものです。
インターネットは、若者のツールのように思われがちですが、
私は、高齢者にこそ、使って欲しいツールだと思っています。
自立するための強力なツールの一つが、インターネットではないでしょうか。
メールはするけど、ショッピングは・・・、とためらっている方、
これを機会に、是非、チャレンジしてみましょう!
さて、長い前置きでしたが、ネットショッピングをするにあたって、
これだけはやって欲しいということがあります。
それは、ネットショッピングで、クレジットで決済する場合は、
専用の口座を開設することです。
めったにないことですが、もし、クレジットの番号が漏れた場合、
被害は甚大です。
お給料や年金が振り込まれる口座、あるいは、
高額の預金がある口座をネットショッピングの決済口座にしてはいけません。
大切な生活資金がなくなってしまうということがないように、
別口座にしましょう。
そして、その口座には、多額のお金は入れておかないようにします。
クレジット会社から請求書が来てから、
お金を振り込むくらいで、よいのではないでしょうか?
そして、クレジットカードを作る場合、
キャッシングの限度額は、一番低い額に設定します。
最近は、キャッシングゼロのクレジットカードもできた、と聞いています。
また、被害に遭ったときに、その金額を補償してくれる保険もあるとのこと。
安全にお買い物するために、きちんと準備をしたいものです。
「備えあれば、憂いなし」です。
もうすでに、お買い物をしている方は、
クレジットの口座を、一度見直してみてください。
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by SSPCW
| 2015-11-08 20:07
| 荒木純子先生のパソコンコラム